物流デジタルサービス事例集(経済産業省発表、28サービス)

経済産業省が、『物流業務の効率化・合理化』を実現するために、荷主・物流事業者が活用することで物流の2024年問題に対し改善効果があると期待されるサービスを発表しました。
173ページに渡り28の物流デジタルサービスが紹介されていますので、以下にある電子カタログから閲覧ください。

PDF資料のダウンロード(イプロスサイト)も可能です。
▶︎ 物流デジタルサービス事例集PDFはこちら

【経済産業省】物流デジタルサービス事例集(全28サービスの紹介)

物流デジタルサービス事例集内の積付管理システムにおいて、バンニングマスターが選定されました。
▶︎ 積付け最適化計算 バンニングマスターの詳細(専門サイト)はこちら

【P145~】経済産業省によるバンニングマスター紹介内容

以下の内容は、物流デジタルサービス事例集 P145~紹介されているものです。

  • P145:バンニングマスター(VM-Cloud)エグゼクティブサマリー
  • P146:バンニングマスター(VM-Cloud)サービス概要
  • P147:バンニングマスター(VM-Cloud)サービスの仕組みとポイント
  • P148:バンニングマスター(VM-Cloud)における各種留意点と対策

バンニングマスター(VM-CLOUD)エグゼクティブサマリー(P145)

  1. サービス概要
    • 積付管理システムのクラウド化により、低価格でサービスを提供
      更に、無料版も提供しており、積付管理システムの効果を確認したうえで導入することが可能。
    • トラックだけではなく、パレットや倉庫内における荷の積付計算も可能なため、物流事業者だけではなく、荷主や倉庫事業者も当該システムを導入することで受益可能
    • 現在、Web-API連携を可能にするために開発中であり、輸送管理システム(TMS)や倉庫制御システム(WCS)との連携を通したサービス提供を検討中。
      システムベンダーへのサービス提供も視野。
  2. サービスの仕組みとポイント
    • 積付効率を考慮した外装箱の開発も実施することができるため、物流現場・事業者のみに効率性を求めるのではなく、生産・受注側も交えたコンテナへの適正な積付や配車を計画することが可能。
    • 倉庫管理システム(WMS)との連携により、トラックの積載率向上だけではなく、倉庫内空間の有効活用が可能。また、積付図による荷役作業時間の短縮可能
    • 輸送管理システム(TMS)や倉庫制御システム(WCS)とのWeb-API連携が実現すれば、トラックの積載率を加味した輸送計画や、倉庫内ロボットによる更なる業務の自動化の支援が可能
  3. サービス上の各種留意点と対策
    • 倉庫・物流事業者に委託をしている荷主は、輸送時における外装サイズの情報を持っていないことが多く、データを収集する必要があるため、ネットロックシステム社がサポート。
    • 輸送する荷の外装サイズがある程度統一されている企業が効果を得られるため、段ボールなどの梱包材の統一化やパレットの統一化がされることで、積付管理システムの需要は高まる想定。
    • 当該システムは設定可能な条件に制約があり荷姿の種類が多い川下企業の物流事業者では細かな条件に対応しきれない場合あり、そのような企業ではベテランプランナーの補助システムとして運用を提案。

サービス概要

複数の異なる形態・寸法の荷物を、重量バランスや作業効率等の各種条件を加味して計算し、トラック・パレット・倉庫などにおける最適な積付方法を出力するシステム

コスト

  • イニシャルコスト
    なし
    ※ただし、カスタマイズ要望がある場合は別途費用
  • ランニングコスト
    回数券1日24h使い放題500円/日~
    もしくは、月額利用5,000円/ID~
    ※無料の試用版あり

導入企業数

300社以上(※無料のオンプレミス版)月約50社/日利用(※無料のクラウド版)

物流情報標準ガイドライン準拠

未準拠

対象顧客と効果概要
効果影響先効果内容(太字=ガイドラインの取組に資する効果
荷主
  • 積載効率向上による輸送コスト削減 
  • 積付最適化による荷役時間削減
倉庫事業者
  • 倉庫内の保管余剰スペースの可視化・有効活用
物流事業者
(元請・実運送)
  • 積載効率向上による輸送キャパシティの増加
  • 荷重を加味した積付による荷崩れ防止積付計画
  • ナレッジ化による属人化脱却
マネタイズモデル(発荷主が契約者の例)
留意点分類留意点解決の方向性
導入企業導入前
(導入障壁等
ハード面
ソフト面
  • 物流事業者のベテランプランナーはシステムより上手く積載できる場合があり、製造業等より導入効果に懐疑的なことから導入意欲が鈍化。
  • 物流事業者側では、労働者人口の減少に伴いプランナーの育成が必要になるため、教育観点の効果
    からサービス導入が促進されると想定。
  • デフォルトの積付エンジンは3種類であり、導入企業にデフォルトの設定が合致しない場合、別途開発が必要。(川下企業は荷姿の種類が多いため、適応しない可能性が高い。)
  • デフォルトの積付エンジンを増やすことを検討。当該システムは荷積み条件の考慮に制約があるため、
    ベテランプランナーと同じ動きは難しいが、制約内であれば計算しやすく作業も早くなる可能性あり
導入時
(リードタイムの留意点等)
  • 荷主は輸送時の梱包三辺サイズや、積載における留意点(例:建築資材・食品の積み方は異なる)情報をもっていないことが多く、物流会社から情報を共有してもらう必要あり。
  • 荷主側でもスマホで動的にサイズがわかるような
    サービスの普及
    がされることを思慮。
    (ただし、重量をどうやって図るかは別途検討要)
  • 物流事業者では積載情報・条件が定義・データ化されておらず、ベテランプランナーの説明をIT担当者が咀嚼できない場合、コミュニケーション時間が増加。
  • ベテランプランナーとIT担当者の橋渡し役として、ネットロックシステム社側の担当者が、導入にあたっての条件設定や使い方をサポート
導入後
(効果減少要因等)
SPサービス拡大に
向けた留意点
  • TMSやWCS等と組み合わせることで、輸送や保管時に都度最適な3Dイメージを作って、積付の最適化ができると、更に当該システムの効果は大きくなるが、現状の積付エンジンでは対応不可なため、積載率の向上への効果に制約が発生。
  • 他社のTMS・WCS等でも利用できるようにWeb-API連携を可能にできるように開発中
  • Web-API化することで、顧客はロボットメーカーやTMS等のシステム開発会社にも広げることができ、対象顧客が増える予定。

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