輸配送+バンニングマスター®
「物量に応じた輸送コース」
「積載効率・積み降ろしを考慮したトラックへの積付」
これらを同時に計算するシステムがVDシミュレーターです
VDシミュレーターは、「事象付合せエンジン」「積付エンジン」という2つのアルゴリズムを搭載しており、難易度の高い計算を一瞬で処理することができます。
一般的にトラックの平均容積率は45%にも達していないと言われています。
VDシミュレーターは、物量や中継拠点を考慮した最適なトラックの使用車種・台数・ルートを導きだすことで、輸配送に関わるコストを低減します。
VDシミュレーターでは、システムを導入して日次業務をサポートするサービスと、システムをスポット的に使用して、物流改善の糸口を導きだす物流コンサルティングサービスを提供します。
事象付合せエンジンとは
事象付合せエンジンとは、複数中継地点の活用を考慮した上で、物量に応じた輸送コース・納品拠点における追い積みを瞬時に計算するアルゴリズムです。
次に、事象積合せエンジンの機能を紹介します。
物量に応じて、次の2つの輸送方法を自動選択します。
一般的な経路最適化システムでは発拠点と着拠点を分けて計算する為、トラックの容積率の低下、走行距離が長くなることやトラック使用台数が増える傾向にあります。
VDシミュレーターでは、全体の輸送コースを一括計算し、積載の難易度(3段階)に分けて結果を出力します。 積載オーバーするレベル(レッドゾーン)に対し、オペレーターが中間拠点での貨物の積み降ろしを調整し、再度計算し、最適な結果を導き出す仕組みです。
中間拠点活用時のシステム設定
- トラックの走行時間が最大走行時間を超えても積載効率が悪い場合
- トラックの走行拠点数が最大値となっても積載率が悪い場合
- トラックの容積率が非常に低く、中間拠点にて他のトラックへ積替える余裕がある場合
積付エンジンにより物量に応じた車種・台数、各トラックへの積載効率の最大化を計算します。
また、事象付合せエンジンにより、複数拠点から複数納品先への配送ルートを計算します。
積付エンジンによる積付最適化機能と、事象付合エンジンによる様々な事象を考慮した配送ルートを計算する機能が連動することで、積み付け+輸送の最適化が実現します。
① 直接納品パターン
トラックが満載になれば最優先されるパターン。物量に応じてトラックの車種や台数を計算。
※ 積付エンジンにより車種・車両台数を計算。(以下の図では 2t + 4tの2台を計算)
② 複数拠点から1納品先パターン
複数の拠点において貨物を追い積みし、同じ納品先へ降ろすパターン。
③ 1拠点から複数納品先パターン
1拠点にて貨物を積載し、複数の拠点に貨物を降ろすパターン。
貨物の積み降ろしを考慮した積付を計算。
※ 積載では積み降ろしを考慮した積付を計算
④ 複数拠点から複数納品先パターン
物量を考慮し、貨物を積付ける拠点、そして積み降ろす拠点を1回で配送するルートを計算。
※ 先積先降ろしでの積付を考慮
- 発Aから先に着T2の荷物を積載、次に着T1の荷物を積載
- 発Bから着T2の荷物をT2の次に積載、T1の荷物をT1の次に積載
システム(ライセンス)販売とコンサルティングサービスについて
VDシミュレーターは、受発注システム・需要予測システム等の基幹システムと連動させることで効果を発揮するシステムです。
スポット的にオーダー・経路・拠点・貨物情報をいただき、VDシミュレーションの精度と物流改善の糸口を提案するコンサルティングサービスを提供しています。
システム(ライセンス)販売について
VDシミュレーターは、スタンドアローン環境にて動作するシステムです。
販売方法は、PC単位のライセンス販売になります。
複数端末(複数工場・拠点)で使用する場合は、サーバー版での対応が可能です。
次の図は、VDシミュレーターを導入した場合のイメージ図になります。
お客様の物流に合わせたカスタマイズが必要となりますので、サンプルデータによる調査・業務ヒアリングを入念にさせていただいた上で、システム導入方法・価格のご提案をさせていただきます。
コンサルティングサービスについて(シミュレーション代行サービス)
VDシミュレーターは、幹線輸送の効率化や輸入に関わる輸送ルート最適化など、様々な輸送業務に対応するシステムです。
日次の運用に導入することで最大の効果を発揮しますが、スポットでの活用により最適な輸送経路や中継点の活用方法など、コスト削減の糸口を見つけ出すことができます。
VDシミュレーターを活用し、物流費低減をお考えの企業様向けにコンサルティングをさせていただきます。
- 初回ミーティング
業務ヒアリング、提示いただくデータ内容の説明。
(商品・拠点・輸送機器・料金・区域・オーダー情報マスタ等) - データ提示・調査
データを提示いただき、問題の有無。
- VDシミュレーターによる調査
過去データ(3ヶ月分を目途)を分析。
- 中間報告
VDシミュレーターでの調査状況を報告。
必要であれば、提示データを修正いただき、再度、分析を実施。
※データの修正は1回の限定です(追加は別途ご提示) - 結果報告
調査した結果に基づき、最適な物流・コスト削減策を提示。
- 調査期間は約1ヶ月を想定しています。
- 価格は、調査対象データ量、及び業務内容により変更となる場合があります。