WMS(物流総合管理システム)+バンニングマスター®

バンニングマスターは、物流総合管理システム(WMS)との連動により
物流センターにおける業務効率化・空間の有効活用が可能になります

WMSとは、物流倉庫の入出庫管理や在庫管理、労務管理や作業工程を管理するシステムです。

倉庫の管理、品質といった業務をハンディターミナルによるバーコードの読み取りなど、作業の効率や在庫管理をスピーディーに行うことができます。

このWMSとバンニングマスターとの連動による効果を紹介いたします。

物流総合管理システム(WMS)とバンニングマスター連動による効果

  • 保管ロケーションの改善機能
    パレット単位の容積率を最大化させる積み付けを計算
  • 梱包用ダンボール数を事前に把握
    出荷する商品に合う梱包用ダンボールの種類・数量を計算
  • 出荷時のトラックにおける積載効率の向上
    2段階積付け等、熟練者レベルの積載方法を計算

保管ロケーションの改善機能

商品を保管するパレット・棚への積み付け最適化機能です。
この機能により、保管パレット・棚における商品の容積率を把握でき、より最適な積みつけ方法を確認することができます。

パレットとは、荷物の保管、構内作業、輸送のために使用される「すのこ」のような木製またはプラスチック製の台のことです。
パレットの上部に荷物を置き、フォークリフトなどで作業をすれば一度に約1tの荷物が移動でき、積載する商品に合わせ、複数のサイズがあります。

保管ロケーション改善機能では、パレットや棚のサイズに合わせて積み付け計算が可能です。

パレットへの積載(パレタイズ)イメージ

基本的にはパレタイズ単載を計算し、倉庫内の保管荷姿を守ります。
パレットへのはみ出し許容範囲は自由に設定変更であり、指定が無い場合は、積付エンジンが多くの商品を保管できるよう計算します。
設定次第では、1ペレットへ複数の商品を積載するパレタイズ混載にも対応しています。

積載パターン一括印刷

A4縦用紙に5商品単位の積載イメージと積載詳細情報を印刷します。
商品積載パターンの管理台帳としてご利用いただけます。

梱包用ダンボール数を事前に把握

バンニングマスターでは、複数の商品を梱包する為に必要な「梱包用ダンボールの種類」「数量」を計算することができます。

この機能により、大量の出荷に対する梱包用ダンボールの種類・数量を事前に把握することができ、余分な箱づくりや、箱をつくりすぎてムダなスペースを使用してしまうことを避けることができます。

※梱包用ダンボールの種類・数量を計算する為には、全商品の3サイズ(縦・横・高さ)をご用意いただく必要があります。

  1. 導入前 : 作業員の予想により梱包用ダンボールを用意

    作業員の予想により梱包用ダンボールを用意するため、出荷数量対し梱包用ダンボールの種類・数量が最適ではない場合がある。

    ※「不足しないように多めに用意する」「商品に対し大きすぎるのダンボールを用意する」「余分な緩衝剤を使用する」など

  2. 導入後 : 出荷数量に合った最適な梱包用ダンボールの種類・数量を把握

    作業員の予想により梱包用ダンボールを用意するため、出荷数量対し梱包用ダンボールの種類・数量が最適ではない場合がある。

    ※「不足しないように多めに用意する」「商品に対し大きすぎるのダンボールを用意する」「余分な緩衝剤を使用する」など

出荷時のトラックにおける積載効率の向上

バンニングマスターでは、「物量に応じた最適な車種・台数の算出」「各車輌の積載効率を最大化」「指定車輌への積載シミュレーション」を確認することができます。

  1. 物量に応じた最適な車種・台数の算出

    物量に応じた最適な車種・台数の算出機能により、最後の車輌は利用可能車種の中で小さな車種を自動選択することができ、配車コストの低減が可能になります。

  2. 各車輌の積載効率を最大化

    各車輌の積載効率を最大化する機能により、容積勝ち・重量勝ちしている製品を効率よく積載(混載)し、 熟練者レベルの積載率を維持することができます。

  3. 指定車輌への積載シミュレーション

    バンニングマスターでは、納入先荷降ろし順を考慮した混載積みや、荷崩れを防止する為に、重心の中央寄せつつ、背が高い貨物又はパレットを奥に配置し、DOOR側に背が低い貨物を配置することを自動計算します。
    配置された積み付け結果を3Dにて確認・修正することができ、積載状況を帳票・エクセル出力することが可能です。

拠点マスタによる幹線輸送管理

製造工場から物流センターへの輸送や、物流センターでの積み足し(追い積み)においても、
積載効率を考慮した計算が可能です。
製品の積み込み時には納入先の荷卸し順を考慮します。

車種マスタによる適正な車種の自動選択

移動する製品を、大型の車種から積載していき、最後の車輌は小さな車種を自動選択することができます。
車種マスタにより移動拠点間ごとに利用な車種・運送会社の割り付けが可能です。 

当社オリジナル物流統合システム(N-WMS)の紹介

当社では物流総合管理システム(N-WMS)を提供しております。

N-WMSは「倉庫作業を誰でも対応できること」「作業時間を平準化させること」を目的に開発されたものです。

倉庫作業には大きく分けて3つの作業(入庫・保管・出荷)があります。
N-WMSにより、それぞれの業務に対して専任者を置かず、作業をサポートし合える体制を整えることができます。

N-WMS導入による効果

倉庫作業の運営は規模が大きくなるほど作業品質の維持が難しくなります。
そして、作業生産性の向上に限界がでてきます。

理由は、規模が大きくなるほど作業が独立していき、個人のノウハウに依存してしまうからです。

N-WMSでは、個人のノウハウに依存しない体制の構築・運営をサポートします。
ハンディターミナルによる作業を軸に、誰でも作業できるスタイルを構築します。
そして、インターネット上にて作業進捗を把握し、作業サポートをし合える環境を整備します。

N-WMSの機能特徴

N-WMSは、ASPサービスとして提供しているため、安価(月額65,000円~)に導入することが可能です。
次の2つが機能特徴になります。

  1. 予定数量と残りの作業数を確認しながら、リアルタイムに作業進捗を管理できる。
  2. 複数運送会社に対応しており、安価な配送網を構築できる。(配送会社への調整を当社がサポートします)